今までなかったのに、ある日いきなり出来たシミ…。
シミがあると一気に老けて見られてしまいますし、自分自身でも歳を取ったように感じてイヤですよね。
今あなたは、
「シミを消したいけど、消す方法ってあるの?」
「レーザーじゃなくてセルフケアでシミを改善できる?」
「シミに効果がある美白化粧品はどうやって選べばいい?」
と考えていませんか?
本当に残念なのですが、シミを完全に消し去るのはセルフケアでは難しいです…。
シミを消すにはレーザー治療を受ける必要があります。
ですが、シミを薄くして目立たなくしたり、新しいシミを予防することは出来ます。
この記事では、シミの種類の見分け方、セルフケアでシミを改善する方法、美白化粧品のおすすめ、メイクでシミを隠す時のポイントについて解説しています。

目次
セルフケアでシミは消す方法はある?
シミを消したいと思ったときに思い浮かぶのは美白化粧品を使うことですよね。
でも記事の冒頭でも説明したとおり、「美白化粧品では、シミを消すことはできない」のです。
実は美白化粧品の効果はシミを消すことではなく、「シミのもととなるメラニンの生成を押さえて、シミやそばかすを目立たなくすること」と定義されています。
つまり完全にシミを消せるというわけではないんですね。
もし、シミを完全に消したいという場合には、セルフケアではなく美容皮膚科などでレーザー治療を受ける必要があります。
すみません、少しがっかりさせてしまったかも知れませんね。
でも、安心してください。
シミを消すことはできなくても、シミを目立たなくさせることはできます。
シミの種類によってセルフケアで改善できるシミと、セルフケアで改善できないシミがあるので、まずは次の章で紹介する方法で、自身のシミの種類をチェックしてみてくださいね♪
セルフケアで改善できるシミの種類
顔や肌にできるシミは、大きくわけると5つの種類に分かれます。
その中で、セルフケアで改善できるシミは「老人性色素斑」「肝斑」「炎症性色素沈着」の3種類です。
脂漏性角化症の場合は自身で改善するのは難しく、雀卵斑(そばかす)は改善できたとしても再発してしまう場合があります。
シミの種類を判別するチャートを紹介しますので、自身のシミの種類をチェックしてみましょう。
シミの種類 | セルフケアで改善できるかどうか |
---|---|
老人性色素斑 | ◯ 初期のものは改善できる |
肝斑 | ◯ 改善できる |
炎症性色素沈着 | ◯ 改善できる |
脂漏性角化症 | ✖ 改善できない |
雀卵斑(そばかす) | △ 改善できるが効果が出づらい |
老人性色素斑
「シミ」と言われるものの中で、もっとも多く見られるのが、この「老人性色素斑」です。
老人性色素斑は、初期の薄っすらとしたシミであればセルフケアで改善が可能です。
ですが、シミがくっきりと表れてしまっている場合は、セルフケアでは改善が難しくなります。
紫外線によるダメージが肌に蓄積されることによって、シミとして表れてしまったものです。
肝斑
「肝斑」は、30代~40代以降の女性に多く見られるタイプのシミです。
特徴としては、頬の上あたり、左右対象にベタっと塗ったようなカタチのシミが出来ることです。
肝斑はセルフケアでの改善が可能なシミです。
炎症性色素沈着
「炎症性色素沈着」は、ニキビ跡や、ケガ、虫刺されの跡などがシミとなって残ってしまったものです。
また、メイク落としの時などに肌をゴシゴシと擦るような刺激を与えていると、炎症性色素沈着としてシミになってしまう場合もあります。
炎症性色素沈着はセルフケアで改善ができるシミで、特にピーリングが効果的です。
ピーリングについて詳しくは、記事の後半で解説していきますね。
脂漏性角化症
「脂漏性角化症」は、イボのように盛り上がってしまっているシミのことをいいます。
脂漏性角化症はセルフケアでは改善ができないシミです。
皮膚の構造自体が変化してしまっているため、改善には美容皮膚科での治療を受ける必要があります。
雀卵斑(そばかす)
「雀卵斑」はいわゆる「そばかす」です。
セルフケアで改善ができないわけではないのですが、効果が出づらいタイプのシミです。
確実に改善したい場合は、レーザー治療を受けるのが良いでしょう。
セルフケアでシミを改善する方法
自身のシミの種類が「老人性色素斑」「肝斑」「炎症性色素沈着」「雀卵斑(そばかす)」であれば、改善が可能ということをお伝えしてきました。
では、ここからはシミを改善するための具体的な方法を紹介していきますね!
この記事では下記の5つの方法を紹介しています。
- ピーリング
- お金をかけずにシミを改善する「お米のとぎ汁洗顔法」
- 美白化粧品を使う方法
- 美白に効果のある食べ物
- 美白に効果のあるサプリ
それぞれの方法を一度にできればより効果は出やすくなりますが、一度に全部をするのは正直大変です。
「この方法なら続けられるかも!」と思う方法を1つ選んで、試してみてくださいね。
ピーリングでメラニン色素を排せつする
ピーリングとは、酸などを使って、肌の表面の角質を取り除く美容法のことをいいます。
ピーリングには、肌のターンオーバーを促し、シミを改善する効果があります。
通常、ヒトの肌はターンオーバーを繰り返すことで、メラニン色素を排せつしていきます。
ですが、年齢を重ねるとターンオーバーのサイクルが遅くなってしまい、メラニン色素が肌に残ってシミになってしまうのです。
ピーリングをすることで、メラニン色素を排せつするサイクルを整え、シミを改善することができるという事ですね。
ピーリングは美容皮膚科などで行うことができますが、最近では家庭用のピーリングジェルも販売されています。
家庭用ピーリングジェルのおすすめ
お金をかけずにシミを改善する「お米のとぎ汁洗顔法」
「お米のとぎ汁洗顔法」はその名の通り、お米のとぎ汁で洗顔をすることを意味しています。
どうしてお米のとぎ汁にシミ改善の効果があるのかというと、とぎ汁にはマイルドピーリング効果があるからです。
一つ前の章でピーリングがシミ改善に効果的と解説しましたが、お米のとぎ汁にもマイルドピーリング効果があるのです。
お米のとぎ汁で洗顔をすることにより、肌のターンオーバーを促すことができるので、シミ改善の効果が期待できます。
お米のとぎ汁洗顔のやり方
①お米を入れた器に、水を入れる。一回目に入れた水は使わずに捨てる。
②二回目に入れた水でお米を研ぐ。米粒同士をすり合わせるようにするのがポイント。
③とぎ汁を、ぬるま湯で薄めて肌に馴染ませる
④ぬるま湯で優しく洗い流す
※とぎ汁を保存する場合は、ペットボトルなどの密閉できる容器に入れて、冷蔵保存する
※日持ちはしないため、必ず当日中に使い切る
美白化粧品を使って、シミを改善を改善する
ここまでピーリングによって、シミの原因となるメラニン色素を排せつする方法を解説してきました。
ですがシミを改善するためには、メラニン色素を排せつするという事のほかに、もうひとつ大切なことがあります。
それは、シミの原因となるメラニン色素の生成を抑えるということです。
メラニン色素を排せつするピーリングが攻めの美容法なら、メラニン色素の生成を抑えるのは守りの美容法というイメージですね。
ここからは、美白化粧品を使ってメラニン色素の生成を抑える方法を紹介していきます。
美白化粧品を選ぶ時の3つのポイント
メラニン色素を抑制するには美白化粧品が効果的です。
とはいっても、ドラッグストアやデパートに行くと、すごくたくさんの美白化粧品が並んでいて、どれを選べば良いのか分からなくなりますよね。
そこで、美白化粧品を選ぶ際の3つのポイントを紹介しておきます。
その3つというのは、
- 効果のある美白成分が含まれているものを選ぶ
- 続けやすい価格のものを選ぶ
- 医薬部外品を選ぶ
になります。
効果のある美白成分が含まれているものを選ぶ
美白化粧品を選ぶ時は、必ずどのような成分が含まれているのかをチェックしましょう。
「ホワイト◯◯」などの名前の製品でも、美白成分が含まれておらず、シミに効果がないものは多く存在しているので、注意してくださいね。
具体的には「ビタミンC誘導体」「アルブチン」「コウジ酸」「m-トラネキサム酸」「4MSK」「D-メラノ」「甘草エキス」「ハイドロキノン」などの成分が含まれている化粧品を選ぶと良いでしょう。
これらの成分は、メラニン色素の生成を抑える作用があり、シミの原因から肌を守ってくれます。
続けやすい価格のものを選ぶ
美白化粧品を選ぶポイントのひとつとして、続けやすい価格のものを選ぶことも重要です。
美白化粧品は使ってすぐに効果が出るものではなく、ほとんどが1ヶ月~2ヶ月と使い続けることによって効果が出始めます。
高価な美白化粧品を購入したとしても、効果が出る前に使うことを止めてしまっては意味がなくなってしまいます。
美白化粧品は、無理なく、続けやすい価格のものを選ぶようにしましょう。
医薬部外品を選ぶ
医薬部外品として認められているものを選ぶということも、ポイントのひとつです。
医薬部外品とは厚生労働省から、その効果を認められているもので、医薬品と化粧品の中間に位置するものを指します。
医薬部外品として認められている美白化粧品であれば、間違いないというイメージですね。
※ただし医薬部外品の方が確実に効果が高いというわけではなく、医薬部外品以外でも効果の高い美白化粧品もあります。
おすすめのスキンケア用品
ここまで紹介してきた美白化粧品の選び方のポイントを踏まえて、おすすめのスキンケア用品を紹介していきます。
重要なポイントは「成分」と「続けやすい価格かどうか」という点なので、そこを意識した上で自分にぴったりの化粧品がないか確認してみてください♪
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抗酸化力のある食べ物でシミを改善する
抗酸化力の高い食べ物を摂ることで、肌が本来もっている抗酸化力を高める方法です。
ヒトの肌は、紫外線やストレスを受けると、シミやシワの原因となる活性酸素を生成します。
抗酸化力を高めることで、活性酸素から肌を守ることができます。
抗酸化力の高い食べ物を選ぶポイントは、
- ビタミンA、C、E
- ポリフェノール
を多く含む食品を選ぶことです。
具体的な食品は次で紹介しているので、積極的に摂るようにしてくださいね。
ビタミンA、C、Eを含む食品
<ビタミンA>
モロヘイヤ、ニンジン、ほうれん草、小松菜など、緑黄色野菜に多く含まれている。
<ビタミンC>
赤パプリカ、黄パプリカ、ピーマン、ブロッコリー、アセロラ、柿、キウイ、レモン、いちご、パパイヤなど。
<ビタミンE>
いわし、モロヘイヤ、うなぎ、だいこんの葉、かぼちゃなど。
ポリフェノールを含む食品
ポリフェノールの中には、「アントシアニン」「カテキン」「カカオポリフェノール」「イソフラボン」など様々な種類が存在しています。
いずれも高い抗酸化力があるため、積極的に取り入れたい成分です。
代表的な食材を、いくつか紹介しますね。
<アントシアニン>
ブルーベリー、紫いも、黒ごま、ブドウなど。
<カテキン>
緑茶、紅茶など。
<カカオポリフェノール>
チョコレート、ココア
<イソフラボン>
大豆、納豆、豆乳、油揚げなど。
シミを改善する成分を含んだサプリ
前の章で抗酸化力の高い成分を含む食材を紹介しましたが、正直に言って、毎日の食事に欠かさず取り入れるのは簡単ではありません。
ほうれん草やピーマンであれば毎日食べられますが、いわしやうなぎを毎日食べる気にはなかなかならないですよね。
もし毎日の食事に取り入れるのが難しい場合は、不足している成分をサプリで補うという方法もあります。
美白効果を意識したサプリの場合であれば、ビタミンやポリフェノールだけでなく、L-システインなどの美白成分も含まれているため、よりシミに対して効果的です。
レーザーでシミを消す
ここまでセルフケアでシミを改善する方法を解説してきましたが、自身では改善できないシミも存在します。
それが「脂漏性角化症」と言われるタイプのシミです。
脂漏性角化症は、皮膚の構造そのものが変化してしまっているためセルフケアでは改善できないのです。
また、老人性色素斑でもクッキリとシミが出来ているものは、セルフケアでの改善は難しくなります。
脂漏性角化症や、クッキリとした老人性色素斑を改善するには、美容皮膚科でレーザー治療や凍結治療を受ける必要があります。
シミ改善のためのレーザー治療とは
レーザー治療は、肌の表面にレーザーをあてることで、シミを改善する治療法です。
シミの原因である「メラニン色素」にだけ反応する、特殊な光を当てることによって、肌の表面に軽い火傷を起こさせます。
軽い火傷を起こした皮膚は、1~2週間ほどでカサブタになります。
そして、火傷が治って、カサブタが取れると同時に、シミの色が薄いピンク色に変わります。
ピンク色の肌は時間をかけながら、徐々に肌色に戻っていきます。
レーザー治療の注意点
レーザー治療の注意点としては、
- 治療後はダウンタイムが必要
- シミが綺麗になるまでに刺激や紫外線をあてると、新たなシミの原因になる
などが挙げられます。
レーザー治療について詳しく知りたい場合は、美容皮膚科や美容クリニックに行って、専門の先生から話を聞いてみると良いでしょう。
今すぐに対処したい場合は、メイクで隠す方法もアリ
この記事では、主にシミを改善する方法を紹介してきましたが、どの方法も効果が出るまでには時間がかかります。
「来週に大事な予定があるから、1ヶ月とか待ってられないんだけど!」
という場合は、素直にメイクで隠すのが良いでしょう。
ただし、メイクでシミを隠すからといって、ファンデーションを厚塗りすれば良いというわけではありません。
厚塗りメイクは実年齢より老けて見えてしまいますし、メイク崩れもしやすくなります。
ここからはナチュラルメイク感を維持しつつ、でもシミはバッチリと隠すメイクのポイントを解説していきます。
シミを隠すメイクのポイントは、コンシーラー選び
シミを隠すにはコンシーラーを使いますが、重要なのはメイク方法ではなくコンシーラー選びです。
そもそものコンシーラー選びが間違っていると、メイク崩れがしやすくなったり、シミのある箇所がかえって目立ってしまうなどの可能性があります。
コンシーラーを選ぶ際のポイントとしては難しいことではなく、下記の2点だけ気をつけてもらえれば大丈夫です。
- 肌の色と同じ色味のコンシーラーを選ぶ
- 固形タイプのコンシーラーを選ぶ
シミを隠すためのコンシーラーのはずなのに、そのコンシーラーが原因でシミを目立たせてしまっては意味がないので、この2点に注意してみてくださいね。
まとめ
この記事では、シミを消したいと考えている方に向けて、セルフケアでシミを改善する方法を紹介してきました。
シミを完全に消すことは出来ませんが、シミを薄くしたり、予防することはできます。
効果が出るまでは気長に続ける必要がありますので、少しずつ自分の出来るペースで取り入れていきましょう。